コンポーネントライブラリ とは?なぜUI開発に使う必要がある?
最初に
複数のツールにまたがって開発を効率的に行うには、コンポーネントライブラリの利用を検討するのが賢明です。
プロダクションレディで、カスタマイズ性があり、再利用可能なコードコンポーネント(例:ボタン、アコーディオンなど)にアクセスできるオープンソースリポジトリがあることで、UI/UXデザイナーは開発の高速化と成長を実現できます。
主なポイント(概要)
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コンポーネントライブラリは、事前に構築・検証済みの十分に文書化されたUIコンポーネントのセットであり、製品のUI全体で簡単に再利用できる。
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コンポーネントライブラリにより、製品の一貫した LnF(ルック&フィール)が保証され、効率性と拡張性が促進される。
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コンポーネントライブラリを使うことで、デザイナーと開発者は全体的なデザインの一貫性を保ち、新しい機能やページを素早く追加できる。
デザイナーとエンジニア間で「信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)」を作成しましょう。
UXPin Mergeを使って、コンポーネントライブラリをデザインツールに取り込んでみましょう。
インポートした要素を使用することで、インタラクティブなプロトタイプが簡単に構築可能です。
UXPin Mergeについての詳細はこちらより。
コンポーネントライブラリとは
UIコンポーネントライブラリは、Webサイトやアプリケーションなどのデジタル製品向けに、統一感を持たせるために使用される、デザインおよび事前構築済みの ユーザーインターフェースの要素のコレクションです。
ライブラリには、様々なUI要素(例:ボタンやフォーム、ナビゲーションメニュー、アイコンなど)があらかじめ備わっており、各要素は一貫したルック&フィールでデザインされています。
また、UIコンポーネントライブラリは、チームメンバー間で「信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)」を確実に使うことができます。
これによって、最終製品がプロフェッショナルで洗練された外観を確実に維持できることから、協働デザインおよび開発環境において有益です。
コンポーネントライブラリ には「信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)」がある
コンポーネントライブラリによって、仕上がりのばらつきや、さまざまなコンポーネントが色々な場所に配置されてしまうというリスクが下がります。
コンポーネントライブラリでは、UI要素のソースコードを扱い、通常はCSSとJavaScriptを使用します。
Reactは、よく使われているオープンソースのフレームワークの代表例であり、Facebookによって「コンポーネントライブラリ」として開発されました。
それ以来、アプリ、静的サイト、デスクトップアプリケーションを作成するための大規模なエコシステムに成長しました。
コンポーネントライブラリ を使う利点
アクセシビリティ
コンポーネントライブラリは、既製の再利用可能なコンポーネントを格納する単一のレポジトリとして、あらゆる開発者やデザイナーに迅速なアクセスを提供する。
チームを超えて働く開発者やデザイナー間の連携や連絡が改善される。
重複コードを削減
さまざまなデザインやプロジェクトで重複コード(コードクローン)がよく起きるが、コンポーネントライブラリを使うことでピクセルを全てコードに変換する必要はなくなる。
代わりとして、すでにコード化されたコンポーネントを使うことができる。
一貫性
コンポーネントライブラリを使うことで、「信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)」が促進され、プロジェクト全体で一貫したUI/UXを可能にし、統一性を出しやすくなる。
全体的な作業の高速化、効率化につながる。
スピード
ボトムアップ型手法での構築を避けることで、チームの時間が節約される。
UIの作り直しやデザインする代わりに、すでにあるUIを使うことができる。
既製のコンポーネントを使用することで、これまで時間を要した意思決定のプロセスを省略できる。
互換性
フロントエンドデベロッパーは、クロスブラウザやクロスデバイスの互換性の確保が大変な時があるが、コンポーネントライブラリを使用して標準化することによって非互換性の回避が可能。
コンポーネントライブラリを使うベストタイミング
コンポーネントライブラリでプロジェクトに測定可能な価値が加わる特別な状況がいくつかあります。
では、それがどのようなものか見てみましょう。
コード優先のプロトタイプ
ビジュアルデザインよりも機能性を重視するプロジェクトは、コンポーネントライブラリの恩恵を受けやすく、さらに、コードによるプロトタイプは、画像から始めてコードに変換するよりも効率的です。
なので、デベロッパーが画像ベースのデザインを解釈してコードを作成するのを期待するのではなく、既製のデザインからコードコンポーネントを取り入れるだけでいいのです。
これにより、デベロッパーはデザインスキルの不足を心配することなく、事前に構築されたコンポーネントを使ってデザインできる機会も広がります。
自分で作る技術や経験がない場合
独自のコンポーネントライブラリの作成や、独自のエンタープライズデザインシステムの一部としてのコンポーネントライブラリの開発を夢見ているかもしれませんが、再利用可能なUI コンポーネントの構築の経験がチームになかったり、プロジェクトの締め切りが厳しかったりすると、これは現実的ではないかもしれません。
その代わりに、統合されたコンポーネントライブラリだと、デザイナーやデベロッパーがデジタル製品に変換する前に、機能性、使いやすさ、デザインをテストするのに必要なコードコンポーネントをすべて得られます。
小規模な企業やチームの場合
スタートアップ企業や中小企業では、資金繰りにもっと慎重になる必要があるかもしれません。また、効果的で汎用性の高いオープンソースのコンポーネントライブラリが幅広く存在するため、中小企業でも一歩ずつ規模を拡大することができます。
結局のところ、業界の巨大勢力が一夜にしてそこに到達したわけではなく、その多くは、その進化を通して、オリジナルのコンポーネントライブラリにこだわり続けているのです。
拡張に役立つ優れたツール
もし、コンポーネントライブラリがどのようなメリットをもたらすのかがまだハッキリしないのであれば、以下のポイントを考えてみてください:
- デベロッパーがプロジェクトごとに同じコンポーネントを、多少の違いはあるものの構築しているのを見るか。
- インターフェースでどのUIやUX規約を使うべきかを迷っているデベロッパーはいるか。
- アップデートや変更の迅速なリリースが必要か。
- 多くのカスタマイズが必要か。
- デザインシステムとコンポーネントライブラリの組み合わせを探しているか。
上記質問のいずれかに当てはまるものがあれば、以下のツールのいずれかをご検討ください。
1.Mergeコンポーネントマネージャー
Merge コンポーネントマネージャーは、UXPin で React の UI コンポーネントを管理するためのデザイン操作ツールであり、独自のコンポーネントライブラリを持ち込んで、コンポーネントマネージャーを使ってコンポーネントのプロパティを管理することができます。
これはアクティブな開発サポートが不足している場合に最適です。
UI コンポーネントをアップロードすると、それを使って UXPin で UI をデザインできます。
コンポーネントは React でコーディングされているため、UXPin で完全なインタラクティブ性が発揮されます。
2.npm統合
コンポーネントライブラリから UXPin に UI コンポーネントを取り込む方法の1つに、NPM パッケージの統合があります。
コンポーネントのインポートに必要なのは、ライブラリ名だけです。
その後は、Merge のコンポーネントマネージャーを使って プロップ を設定し、説明などを記述します。
npm 統合についての詳細はこちらをご覧ください。
3.Storybook統合
Storybook は、15のさまざまなフレームワークで UI コンポーネントを開発するためのオープンソースのツールです。
中でもReact、Vue、Angularは最もよく使われているフレームワークです。
これはコード化されたデザインシステムとコンポーネントライブラリを組み合わせたもので、効果的なコンポーネントとページの開発、テスト、ドキュメンテーションのためのサンドボックスとして機能します。
そしてデベロッパーは、視覚的なアプローチよりも効果的なコンポーネント駆動型のアプローチを取ることができます。
また、Storybook はデベロッパーが使うものであることから、デザインにも役立つ UXPin との統合があります。
UXPin Merge の技術があれば、Storybook を UXPin エディタと同期して、コードコンポーネントでデザインすることができ、すぐにアクセスできるように、完全に機能する要素はUXPinでのUIライブラリの1つとして表示されます。
4.MUI統合
MUI(Material UI)コンポーネントを使用し、デザインからハンドオフ、及び開発プロセス全体の流れの最後まで一貫性を確保します。
CSSユーティリティでReactフレームワークを簡単にカスタマイズし、求めるデザインを追及できます。
革新的なMerge技術を使って、コードでデザインする1番手になろう
コンポーネントライブラリで、開発の標準化やコードの重複の減少、チーム間の連携の改善およびスケーラビリティ推進のチャンスがもたらされます。
また、プロジェクトの成果物やチームのモチベーションに大きな影響を与えるため、ニーズに合ったソリューションを選択することが重要です。
ただ、デザインの一貫性と開発生産性の向上を目指している場合、UXPin の Mergeの技術には、Storybook統合の独自のポイントだけでなく、デザイン内のコンポーネントを管理するための独自のツールである Mergeコンポーネントマネージャーもあります。
こちらから UXPin Merge の詳細をぜひご覧ください。