最もよく使われている「 地図UI 」レイアウトとデザインのヒント
地図はアプリのデザインに欠かせないものであり、ユーザーが位置情報サービスとどのように接するかを形作ります。ライドシェアからローカルな発見まで、このような体験は直感的な 地図UI でシームレスでユーザー中心なものになり、地理データ、UI の地図デザイン、デジタルの進化が交差する中、地図UI の技術を習得するというのは、現代の製品にとって不可欠なものとなっています。
主なポイント:
- 効果的な 地図UI のデザインは、複雑な地理データと直感的な UX(ユーザーエクスペリエンス)の橋渡しになる。
- 見た目と機能性のバランスは、ユーザーのエンゲージメントと満足度にとって極めて重要である。
- さまざまなスクリーンサイズに対応し、アクセシビリティを確保することは、幅広いユーザビリティのために非常に重要である。
- Mapbox や Leaflet のようなツールのカスタマイズオプションで、ブランド固有の地図体験が実現する。
- パニング(位置を変わらずに、画面が上下左右に移動すること)、ズーム、レイヤートグリングなどのインタラクティブ機能により、ユーザーのナビゲーションや探索が強化される。
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地図UI とは
地図UI(地図ユーザーインターフェース)は、地理情報を表示するビジュアルコンポーネントです。位置情報サービスは、乗り物の手配から近くのレストランの検索まで、現代のデジタル製品において極めて重要であるため、アクセスしやすく、インタラクティブで、ユーザー中心のサービスであることが不可欠となります。
デジタル製品が進化するにつれ、視覚的に魅力的で機能的に強固なマップに対する需要も高まっています。見た目と機能性のバランスがよくてきちんとデザインされた 地図UI だと、ユーザーは環境をシームレスに移動、探索、操作できるようになり、それで複雑な地理データと直感的なユーザーエクスペリエンスとのギャップが埋まることから、最新のデジタル製品に欠かせないものとなっています。
人気の 地図UI レイアウトとは
フルマップ
フルマップは、デバイスやスクリーンのビューポート全体をカバーします。没入感があって地理的な範囲を完全に見渡すことができ、例えば、Waze や Googleマップ のようなナビゲーションアプリでは、ドライバーにルートや周囲の状況を確実に把握させるためにフルマップを使われています。
部分マップ
部分マップは、UI の一部のみを占め、通常はテキスト、画像、フィルターなどの他の UI要素 と組み合わされます。例えば旅行ブログでは、地図と一緒にコンテンツやインサイトを出しながら、このレイアウトを使って特定の場所が表示されるかもしれません。
参照マップ
参照マップは、特定のデータが強調されずに、自然や人間が作り出したランドマークが表示されます。例えば、都市の観光アプリでは、各スポットについての詳細な分析に入ることなく、観光スポットの一般的な位置を示すために参照マップが採用されることがあります。
埋め込みマップ
デザイナーは、埋め込みマップをより大きなコンテンツ構造の中に組み込みます。例えば、ニューヨークのおすすめコーヒーショップを紹介するオンライン記事では、読者が記事の文脈の中で場所を視覚化できるように、埋め込みマップを使って場所をピンポイントで示すことがあります。
地図UI のデザインの基本
地図UI の要素
- ラベル: 地図上の文字による注釈で、場所や特徴を識別できるようになる。例えば、都市名、道路標識、ランドマークで、ユーザーは簡単に地域を認識し、ナビゲートできるようになる。
- POI(ポイント・オブ・インタレスト): 観光名所、レストラン、史跡など、ユーザーにとって有益な、あるいは興味をそそられる特定の場所やランドマーク。
- ルート(経路): ある場所から別の場所への経路や道順を視覚的に表現したものであり、ナビゲーションアプリでは、目的地までの行き方を示すのに欠かせない。
- オーバーレイ: 追加的な状況や情報を提供するためにベースマップの上に配置されるデータの層。例えば、天気図ではオーバーレイを使って地域間の降雨量や気温の変化が示される。
地図の縮尺とズームレベル
正しい縮尺とズームレベルを確保することは、地図の実用性にとって極めて重要です。縮尺で現実世界のどの程度を地図上に表現するかが決まり、それが詳細さと明瞭さに影響を与えますからね。
また、ズームにより、ユーザーは通り名などの詳しい情報にアクセスしたり、ズームアウトして都市概要などの広い視野を得ることができます。そしてズームに関係なく、一貫した読みやすさがあれば、ナビゲートとマップの活用におけるユーザーの信頼が保証されます。
地図UI におけるクロスプラットフォームへの配慮
プラットフォームの垣根を超えて 地図UI をデザインする場合、それぞれのニュアンスを把握するのは、モバイルアプリとデスクトップで一貫している最適化された UX を確保する上で欠かせません。
- iOS: Apple のヒューマンインターフェースガイドラインには、クリーンでミニマルなアプローチがある。ネイティブ コンポーネント、一貫したアイコンの維持、マップ インタラクションのための Force Touch などの機能の活用に重点を置くべきである。
- Android: マテリアルデザインの原則を遵守し、Google の広範なツールとリソースを活用する。デバイスの断片化を考慮し、マップ要素が画面サイズや解像度に応じて効果的に拡大縮小されるようにすべきである。
- Web: モバイルとデスクトップ両方の表示に対応するレスポンシブデザインを優先する。ブラウザやデバイスの多様性を考えると、マップの機能がシームレスかつ一貫して動作することを確認するためのテストは非常に重要である。
さまざまなユースケースに対応するマップのデザイン方法
ナビゲーションアプリ
ナビゲーションツールでは、ルートとユーザーの現在位置に重点が置かれます。明確でわかりやすい経路を提供することが非常に重要であり、それによって注意散漫になるのが最小限に抑えられます。また、交通アラートや代替ルートの提案など、動的な更新で UX が上がります。そしてデザイナーは、確実にユーザーの現在位置が目立つように表示されるようにして、リアルタイムのナビゲーションをしやすくします。
地元のビジネスディレクトリ
ビジネスディレクトリのデザインでは、ビジネスと関連するレビューにスポットライトを当てることが極めて重要です。地図には、明確なアイコンを使ってビジネスの場所が明確に示されるべきであり、レビューのスコアや人気のタグを直接マップ上に統合することで、ユーザーは UI を切り替えることなく、どの店舗に行くかをサッと決めることができます。
イベント情報アプリ
イベント関連の場合、地図は参加者の誘導や、健康と安全の支援に不可欠であり、ステージ、施設、トイレ、非常口がピンポイントで示されていないといけません。色分けやアイコンを使って視覚的に階層化することで、参加者は必要なものをすぐに見つけることができ、楽しさと安全が確保されます。
不動産プラットフォーム
物件を表示するには、価格帯、物件タイプ、近接性、アメニティなどのフィルターが必要であり、デザイナーは、検索プロセスを効率化するために、明確なロケーションマーカーを強調し、ユーザーのフィルターに基づいた物件のみ表示されるようにします。
旅行アプリ
旅行マップは、ランドマークや人気の観光スポット、お勧めのツアールートなどを散策者向けに紹介するものであり、そのデザインには、さまざまなアトラクションにカスタムアイコンを使った、豊かなビジュアルがあるべきです。さらに、地図上にクイックアクセス情報やオーディオガイドを直接組み込むことで、観光客の散策体験が上がります。
地図UI のレイアウトと構成への取り組み法
スクリーンサイズへの対応
- モバイル: 必要な機能に優先順位をつけ、必要に応じてウィジェットを使い、タッチ操作のためのコントロールを効率化する。
- タブレット: より大きな画面領域を利用しながらも、タッチ操作に最適化されている。
- デスクトップ: 詳細なコントロールを備えた広大なビューを提供し、ホバー操作を活用する。
地図コントロールの位置決め
- ズーム:アクセスしやすい場所に置く。通常は右下か左下。
- 地図の種類: 衛星ビュー、地形ビュー、標準ビューをわかりやすいアイコンで切り替えることができる。
- オリエンテーション: 特にモバイル ユーザーにとって重要な、直観的な回転ツールやコンパス ツールを提供する。
情報密度のバランス:
- 主要情報の優先順位付け: ユーザーの現在のタスクに最も関連性の高いデータを表示する。
- レイヤーの使用: ユーザーがさまざまなレイヤー間を切り替えられるようにする。
- ビジュアルの効率化: 明確なマーカーやアイコンを使って、文字の過多を避ける。
レスポンシブな地図レイアウト:
- ポートレート: コントロールを積み重ね、主要なマップ領域が確実に見えているようにする。
- ランドスケープ: 幅を活かしてより広いマップ ビューを実現し、コントロールの位置を変更してアクセスしやすくする。
地図のインタラクションをデザインする方法
ここでは、典型的な 地図UIのインタラクションと、デザイナーがモバイルアプリとデスクトップ/Web デザインにアプローチすべき方法を見ていきましょう。
パニングとスクロール
パンニングで、ユーザーは地図上のさまざまな地域を探索することができるようになり、スクロールで、デジタル製品内の流動的なナビゲーションが保証されます。
- モバイル:スムーズなパンニングのためにタッチドラッグを実装する;意図しないスクロールを防ぐために、ロックされたマップ モードを検討する。
- デスクトップ: クリック&ドラッグでパンし、スクロールホイールがページスクロールの邪魔にならないようにする。
ズームイン/アウト(拡大/縮小)
ズーム機能により、ユーザーは特定の場所に近づいたり遠ざかったりすることができます。
- モバイル: ズーム用にピンチジェスチャを実装し、タッチ機能用に「+」と「-」ボタンを表示する。
- デスクトップ: ズームイン/アウトにはスクロールホイールを使用し、代替として「+」と「-」のコントロールを入れておく。
クリック/タップ のインタラクション
ダイレクトなインタラクションで、ユーザーは地図上でより多くの情報にアクセスしたり、特定のタスクを実行したりできるようになります。
- モバイル: タッチターゲットを十分に大きくし、タップしたときにすぐに視覚的なフィードバックが得られるようにする。
- デスクトップ: ホバー効果でクリック可能なエリアを強調し、カーソルの変化でインタラクティブ性を表現する。
ルーティングとウェイポイントの設定:
ユーザーは多くの場合、特にナビゲーション アプリで、地図上の位置マーカーを使ってルートを視覚化したり、特定のポイントを設定したりする必要があります。
- モバイル:タッチアンドホールドを有効にしてウェイポイントを設定し、ルート表示に明確なアイコンと視覚的なパスを使う。
- デスクトップ: クリックでウェイポイントを設定し、ドラッグ&ドロップで柔軟にルートを調整できるようにする。
レイヤートグル
レイヤーで、ユーザーはマップビューをカスタマイズし、関連する情報のみを表示することができるようになります。
- モバイル: レイヤーには直感的なアイコンを使用し、UI を乱すことなく、トグルに簡単にアクセスできるようにする。
- デスクトップ: レイヤーコントロールをマップの周辺に配置し、ツールチップを使って各レイヤーの内容を説明する。
アクセシビリティのための 地図UI デザインのテクニック
色のコントラストと読みやすさ
効果的な地図デザインだと、ユーザーは誰でも情報を消化し、タスクを完了できるようになり、最適な色のコントラストにより、ラベル、ルート、および関心のあるポイントが背景から見やすくなります。コントラスト度の高い配色を優先したり、さまざまなデバイスや照明条件で読みやすさを定期的にテストしましょう。
VUI とスクリーンリーダーの互換性
全ユーザーが地図アプリを視覚的に、または常にインターネットを使って操作するわけではなく、例えば視覚にハンデのあるユーザーは、音声UI とスクリーンリーダーの互換性を統合することで、地図データへのアクセスや理解ができるようになります。このようなツール向けに最適化するには、セマンティックマークアップを使い、説明的な alt テキストを提供して、主要なスクリーンリーダー技術で定期的にテストしましょう。
キーボードナビゲーション
ナビゲーションをキーボードだけに頼るユーザーもおり、パン、ズーム、ウェイポイントの選択など、地図機能がすべてキーボードで操作できることを保証することは極めて重要です。フォーカス可能な要素を使い、キーボード選択に対する明確な視覚的フィードバックを提供して、キーボードショートカットのベストプラクティスに従いましょう。
地図UI をデザインするためのツールやプラットフォーム
Mapbox
どこで使われているか:
- Instacart の宅配サービス
- General Motors のカーナビゲーション(英語)
- Rivian の電気自動車
- AllTrails のハイキングアプリ
- AccuWeather の天気予報アプリ
Mapbox は、その柔軟性とカスタマイズオプションで際立っており、デザイナーは特定のブランドアイデンティティやユーザーのニーズに合わせたユニークな地図体験を作ることができます。また、Mapbox にはデザインツールのスイートと強固な API があり、標準的な地図の外観以上のものが必要で、深い統合機能を求めるユーザーに適しています。
Google マップ API
どこで使われているか:
宅配、ライドシェア、自動車アプリケーションはほとんどであり、挙げきれないほどたくさんあります!
多くの人にとって馴染み深い Google マップ API で、Google の膨大な地図のデータベースをアプリや Web サイトにシームレスに統合することができます。豊富なドキュメント、幅広いユーザーへの親しみやすさ、豊富な機能セットにより、多くの場合は Google マップ API がデザイナーに選ばれており、Google の膨大な POI データベースやストリートビュー機能を活用するプロジェクトに最適です。
Leaflet
どこで使われているか:
- Foursquare クラウドベース の位置情報技術プラットフォーム
- Pinterest の SNS アプリケーション
- Facebook の SNS アプリケーション
- Evernote 生産性アプリ
Leaflet は、軽量でオープンソースのオプションをお探しのデザイナーにピッタリな Web サービスであり、特に、カスタムレイヤーがあるインタラクティブマップを Web プロジェクトに埋め込むのに適しています。また、プラグインが豊富な環境と様々な地図サービスとの互換性で、オーバーヘッドなしでのパフォーマンスを求めるプロジェクトに好まれます。
UXPinでより良い 地図UI をデザインする方法
地図は非常にインタラクティブで、多くのマイクロインタラクションやアニメーションがありますが、UXPin の高度な機能により、デザイナーはモバイルデバイスやデスクトップなどのトリガーやユーザーアクションを使って、リアルなマップUIプロトタイプを作成することができます。
また、UXPin のインタラクティブなプロトタイプにより、デザインチームは複雑なUIパターンやマップなどのコンポーネントをテストし、デザインプロセスでより多くのユーザビリティの問題を解決することができるようになります。
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